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村山康文氏の講演「ベトナム戦争とエイズ」を聞きに、神戸にでかけました。 今 日本でも問題になっているHIVは国内でも1万3000人以上だといわれ、先進国の中で一番増え続けているそうです。 ベトナムでもHIVは深刻な問題で、その根本には戦争 貧困 麻薬 売春とさまざまな問題があります。ベトナムでは感染者の半数は未成年であり、母子感染の場合も多く、深刻です。 沢山のフイルムをみながら 最後は討論会となりました。 ベトナムの話から、今の日本の若者の話になり、現代の若者に元気がない!!という意見や、60歳以上の聴講者の話では、自分の若い頃と比べるとめぐまれすぎているから感動がうすいのかもしれないが、目的意識を持つている頼もしい若者もいるとの意見も。 私はただただ 黙って聞いていましたが、思えば私の世代もめぐまれている時代だったと思うけれど、変化を見てきたのはよかったなと思いました。子供の頃、白黒テレビがカラーになり、扇風機が冷風機になりクーラーになって、テレビにかじりついてピンクレディーの踊りを覚え、自分でノートに書いておぼえていたのが、あるとき録画できるビデオという機械が出来て、その日にみれなくてもみれるようになった。映画は映画館でみるか、リバイバルをTVでやるのを待つしかなかったのに、今は簡単にレンタルビデオをかりればみれるし、海外旅行も ひよい ひよいいけるようになった。 この変化のハザマをみながら、大きくなった人とはじめから それがある生活では感動が違うのかもね。高校生の修学旅行が海外なんてもう驚くことではないけど、私は大学生ではじめて海外へ旅行した。やっとこれた感動?みたいなものはあった気がする。なかなか手に入らなかったものや食べたいけどたべれなかかったものを食べたときの感動みたいな。。。 その反面 青春時代をバブルですごしてしまった為、年金が。。とこれからの日本の生活の不安感は山盛りなのに、どうにかなるさ気質はもちあわせてしまっているので、お気楽に考えがちだけれど、今の若者のほうが シビアだよね。 どうせがんばっても 会社はいつつぶれるかわからないし、わかりやすい学歴社会も崩壊してしまったし、低賃金でがんばって働いてもネットカフェでしか眠れない人もいるのだから。老人は増えていき、若者が減り、さらに先行きが不安に思えるから、秋葉事件のような事もおきるのかな。 私が思うに物質的に恵まれているかもしれないけれど、心が豊かでいられる社会ではないから問題があるような気がする。 心豊かにといっても これをこう すれば という問題ではないから難しい。がんばっている若者も確かに多い。けれど がんばっても報われない世の中になりつつあるから心配なのかもしれない。 昔はよかった。。。 そう言い出すのは 年をとった証拠だ。 けれど 今を生きているのだから、今が そして 未来に光がみえるからこそ がんばれる自分でありたいな。。。 話はずれてしまいましたが、あらためて戦争の影響や問題を考える機会となり、今もなお 戦争をしている国があるという事実をあたためて深く考えたのでした。 講演会は13日1日ですが、村山康文氏の写真展は 6月22日まで 入場無料です。 神戸学生センターにて ※村山氏はベトナムスタデイツアーなどをされています。 ご興味のある方はこちら
by mami41m
| 2008-06-13 22:47
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