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今日は住吉講座の日でした。 住吉講座ではいつもレシピの一番後ろにその料理講座の国の習慣や裏話などを短いコラムにしてつけていました。 今回はコラムではなく、感想文のようになってしまいましたが、今回料理講座に参加されていない方にも 今の気持ちをお知らせしたくて、その文章をここに 記することにしました。 以下、11月30日 住吉 1Day レッスン アジアのごはん 巻いて 巻いてより 「日本で美味しいアジアのごはんを目指して」 はじめて料理講座を開いたのは秋でした。だからいつの頃からか毎年秋から冬になると1年をふりかえり、今年の出来事や来年の希望をいろいろと思い巡らすようになりました。思い返すと2008年は思ってもみなかった事が次から次へと起きためまぐるしい充実した年でありました。 今年の新年はスリランカではじまりました。はじめて訪れたスリランカでしたが、美味しいスリランカ料理にすっかり魅了されました。 2月には東京で、アジアの3つの国の比較料理講座を行いました。1つの素材をベトナム、タイ、インドネシアの料理に調理分けする事で、それぞれの国々の料理の特徴や調味料の違い等を比較したり、カレーにおける2カ国の比較。生のフルーツをインドとベトナムの食べ方の比較など、とにかく比較する楽しさと驚きを感じて頂く講座にしました。こちらは1つの国でけでなく、アジア料理のそれぞれを比較しながら学んだ私ならではの講座をさせていただけたのでは?とひそかに思っています。5月には短期間でしたがベトナムホーチミンでの料理修行やインド料理のインストラクターコースの卒業。毎月飛行機で通い、卒業作品の料理を仕上げるまでに何度と無くその料理を作り練習しました。 6月には、今年一番の思い出となったナツメ社の「うまい、カレー。」が出版されました。撮影は東京。私は関西在住ですから、私の担当レシピの撮影のスケジュールも私の東京滞在日に合わせてもらい撮影に望みました。限られた時間の中でクオリティの高い仕事をミスする事なく進めていけたのは、著者の香取薫先生をはじめ優秀なスタッフの方々の協力があってこそ。チームワークの大切さとこういう時こそ、日々、努力していたか否かがいろんな場面に出てしまうものだと実感しました。 8月はカンボジアのアンコールワットの旅へ。少しだけ料理も習いに出かけました。 10月は宝塚ホテルで行われたアーユルベーダ学会で2000年前のインド料理チャラカの食卓の再現展示や試食のお手伝いをしました。インドの面白い所は2000年前となんら変わらぬ料理が現在も食べられている物もある事。変化したものとそうでないものが共存する興味のある文化です。 そして、12月 又新たな1歩を踏み出そうとしています。神戸市東灘区に「nga tu2」ガートゥハイという小さなお部屋をオープンさせます。そこは料理講座だけでなく、絵や写真の展示や音楽会など さまざまな楽しい事が繰り広げられる場所に変化する空間。私の、そしてみんなの夢の実現の場にもなればいいなぁと思っています。 ちなみにnga tu とはベトナム語で交差点。本当に交差点のまん前にあるその場所で、沢山の人や楽しい出来事が交差するようにと願っています。 1997年1月。はじめてベトナムへ旅し、ベトナム料理を追いかけはじめてから10年以上が過ぎました。あの頃日本で見つからなかった料理が最近では日本でもみつかるようになり、フォーと生春巻きといえば多くの人が知るようにもなりました。ベトナム料理を取り巻く環境もずいぶんと変化しました。私自身もベトナム料理を学だ後、旅しながらアジア料理を学び、旅した国は15カ国になり、興味の幅も増え変化してきました。特にベトナムとは縁が深く、渡越回数はもう何回になるのでしょう。 これからも興味のあるところへはなるべく出かけて行き、目で見て舌で味わい、一番大切な心で学ぶ姿勢は続けながら、私らしく少しずつ変化、いいえ、進化して行きたいと思います。 いつも料理講座を受講して下さる皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 2008年11月30日 たなかまみ
by mami41m
| 2008-12-01 00:44
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